てのひらのたからもの
CHEERIO! より
BPMは120
43小節くらいでループ
弱起で始まる楽曲
1~8小節:ヴァース
9~16小節:2ndヴァース
17~18小節:パートの継ぎ目
19~27小節:プレコーラス
28~35小節:コーラス
36~43小節:2ndコーラス
AABCC、かな? 型にしたとすると。
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ほしをみつめて
鈴がうたう日 より
BPMは100
三拍子
1~32小節:導入部。16小節までが導入部のみの役割で、17小節目以降からループ可能なパートになっている。
33~34小節:導入部からヴァースへのつなぎ
35~42小節:ヴァース。弱起なので正確には34小節から入ってる。
43~50小節:コーラス。
51~70:終結部。17小節目からの流れとほぼ同じ。最後の辺りが終結するようになっている。
1~8小節まではピアノのみの演奏
9小節に入りストリングスの単音旋律が入る。
17小節から、さらにメロディックなベルの旋律や伴奏、ベースの低音、ライドシンバルのリズムなどが入る。
25小節から、ストリングスがメロディに重なって演奏される。
33小節から、ブラスによるメロディが始まる。
導入部を除くと、AABC型の極めて単純な繰り返しになっている。
AAとBCで、メロディを奏でている楽器が異なり、それが良い味を出している。
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お名前何てーの?
ToHeartより
BPMは100
16小節でループ
1~8小節:ピアノによる和音がメロディのように打ち鳴らされている。
9~16小節:ピアノのトラックが消え、ブラスや木琴のメロディが鳴らされている。
両パートともに、リズムやコード進行が変わるということはない。
メロディ担当が交互に交代するだけ。
なので、AA型といえる。
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新緑の草原
ToHeartより
BPMは80
24小節でループする。24小節で完結するようできているが、BGMとして流すのであれば、ループさせる必要があると思うし、ループさせられる構造になっているのでループすると定義した。
型としてはAA’BB’CC’型。
Aパートはヴァース。4小節のブロックフレーズ。
Bパートはプレコーラス。4小節のブロック。
Cパートはコーラス。4小節のブロック。
○と○’はフレーズが似てるんだけど後半が、次のパートに続くように変化してるからそう書いているだけであって、8小節のブロックフレーズとして見ても、全く問題はなさそうだ。
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サンシャインDay
ToHeartより
BPMは118
32小節でループできる仕様。
型としてはAA’BB’CC’CC”かな?
Aがヴァース
Bがプレコーラス
Cがコーラス。C’とC”の違いは、次に続くのがCなのか、Aなのかということによるフレーズの差異。C’はもうちょっと続くよって感じだけど、C”はこれで一区切りって感じのフレーズになってる。
ただし、一週目には1小節分のドラムのフィルインによるイントロがある。
リードにブラス系のシンセの音
伴奏には、スラップベース。ドラムス。エレキピアノのコードがリズム良く打たれている。あとエレキギターのカッティングが入ってるのかな。
カッティングってどうやるんだろう?
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春風にのせて
ToHeartより
BPMは90
ループは不可能だと思われる。
8小節分のイントロがある。
AA’BCC’DEE’F
Aは4ブロック。ヴァース
Bは8ブロック。プレコーラス
Cは4ブロック。コーラス
Dは16ブロック。ソロ
Eは4ブロック。コーラスとほぼ同じフレーズだが、使われている音色が異なるので区別した。
Fは4ブロック。エンディング。
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ときめきシンパシー
ToHeartより
BPMは94
24小節でループする。
ABB’C
Aはパンフルートがメロディの代わりになっている。8ブロック。イントロ兼ブリッジ。C・Cパートでも伴奏としてパンフルートのリズミカルなフレーズは奏でられている。
Bはブラス系のシンセがリードになってる。4ブロック。
Cはピアノがリードになってる。8ブロック。
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あなたの横顔
ToHeartより
BPMは120
41小節でループ
弱起
AA’AA’BXCC’
Aは4ブロック。ヴァース
Bは8ブロック。プレコーラス
Cは8ブロック。コーラス
Xは1ブロック。プレコーラスとコーラスのつなぎ目。
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お嬢様はエレガント
ToHeartより
BPMは128
40小節でループ
ABCC’D
A・Bは8ブロック。イントロとブリッジ。
Cは8ブロック。ヴァース。
Dは8ブロック。コーラス。
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森川由綺
White Albumより
BPMは97
26小節でループ
AA’AA”B
Aは4ブロック。ヴァース。ピアノがによるメロディ演奏。
Bは10ブロック。コーラス。ストリングスによるメロディ演奏。最後の2ブロックはブリッジ的なものなのかも。
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緒方理奈
White Albumより
BPMは100
32小節でループ
AA’BB’CD
Aはイントロ。兼ブリッジ。4ブロック。
Bはヴァース。4ブロック
Cはプレコーラス。8ブロック。
Dはコーラス。8ブロック。
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澤倉美咲
White Albumより
BPMは98
弱起
32小節でループ
AA’BB’
Aはヴァース。8ブロック。
Bはコーラス。8ブロック。
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河島はるか
White Albumより
BPMは90
20小節でループ
IAA’BB’C
Iはイントロ。兼ブリッジ。4ブロック
Aはヴァース。4ブロック
Bはプレコーラス。4ブロック。
Cはコーラス。8ブロック。
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観月マナ
White Albumより
BPMは110
弱起
24小節でループ
AA’B
Aはヴァース。8ブロック
Bはコーラス。8ブロック
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篠塚弥生
White Albumより
BPMは98
26小節でループ
弱起的に一拍半のドラムのフィルインから始まる。
ABB’
Aはヴァース。10ブロック。尻尾の2ブロックは、ヴァースからコーラスへのつなぎとしての要素が強いと思われる。
Bはコーラス。8ブロック。
Aはクールな感じのシンセリード。サイン波的な波形。
Bはブラス系のシンセリード。どっちもクールだけど、印象が違うというかな。
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Red tint
アトラク=ナクア より
BPMは79
冒頭に4小節分のイントロがあるが、これを除いた33小節でループ。全体としては37小節で作られているということになる。
IAA’AA’XBB’C
Iはイントロ。4ブロック
Aはヴァース。4ブロック
Xはつなぎの1ブロック
Bはコーラス。4ブロック
Cはブリッジ。8ブロック
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こんな感じ。CD-DAの時代のBGMだから、一曲当たりの時間的制限などもあって長い時間でループするようなBGMが作れなかったり、数的にも制限があったのかもとか思った。
とりあえず、楽曲はイントロ、ヴァース、プレコーラス、コーラス、ブリッジ、ソロ、エンディングのいずれかの要素を持っているのが基本なんだなということが実感できた。
楽曲の最小単位はヴァースとコーラスを一度ずつの組み合わせ。今回のもので例を出すと「お名前何てーの?」だろうな。
どんな音楽でも、構造的に異質なものは作れないということが理解できたので、良かった。
それと、ヴァースやコーラスをくり返すことが禁則ではないなということもわかったので、安心。
いろいろこれを見て考えることもできるが、とりあえず、こんなところで。