三度堆積
例)CEG
四度堆積
例)CFB♭
Fsus4として捉えることができる。またB♭sus2としても捉えることができる。
五度堆積
例)CGD
Gsus4として捉えることができる。またCsus2としても捉えることができる。
Csus2=Gsus4
Csus4=Fsus2
四度堆積に一つ五度の堆積を加えることで、根音の固定が可能になる。
この五度は、オクターブ上の根音からの四度のインバージョンと捉えられるか?
Csus4
*****
Cイオニアン
C D E F G A B
Cドリアン
C D E-F G A B-
Cフリジアン
C D-E-F G A-B-
Cリディアン
C D E F+G A B
Cミクソリディアン
C D E F G A B-
Cエオリアン
C D E-F G A-B-
Cロクリアン
C D-E-F G-A-B-
各トニック・コードの区分により
メジャー・モード
アイオニアン・モード
リディアン・モード
ミクソリディアン・モード
マイナー・モード
ドリアン・モード
フリジアン・モード
エオリアン・モード
ロクリアン・モード
スパニッシュ・モード
の3種類に分けられる。
We Can Work It Out/Beatles
Key=Dメジャー
DEF#GABC#
使ってるコードとその中身
D:DF#A
Dsus4:DGA
F#:F#A#C#
G:GBD
A7:AC#EG
Bm:BDF#
C:CEG
Aパート
D Dsus4 D |D Dsus4 |C D |
Ⅰ Ⅰsus4 Ⅰ Ⅰ Ⅰsus4 ♭Ⅶ Ⅰ
T T T T T Sm T
D Dsus4 D |D Dsus4 |C D |
Ⅰ Ⅰsus4 Ⅰ Ⅰ Ⅰsus4 ♭Ⅶ Ⅰ
T T T T T Sm T
G D |G A7 |
Ⅳ Ⅰ Ⅳ Ⅴ7
S T S D
Bパート
Bm |Bm Bm(onA) |G |F# |
Ⅵm Ⅵm Ⅵm Ⅳ Ⅲ
T T T S D
Bm Bm(onA) |Bm(onG) Bm(onF#) |
Ⅵm Ⅵm Ⅵm Ⅵm
T T T T
Bm |Bm Bm(onA) |G |F# |
Ⅵm Ⅵm Ⅵm Ⅳ Ⅲ
T T T S D
Bm Bm(onA) |Bm(onG) Bm(onF#) |
Ⅵm Ⅵm Ⅵm Ⅵm
T T T T
終わりのパート
D |D |
Ⅰ Ⅰ
T T
曲の構成としては、まずAを二回繰り返して、Bに行く。あとはAとBを一回ずつ繰り返して終わりのパートへ。って感じかな。
※C#じゃなくてCなのは、多分モーダル・インターチェンジね。
※ⅢがⅢmでないのはセカンダリードミナントだからだと思う。Ⅲの次に四度進んでⅥmに行ってるからそう思う。それ以外に上手く解釈できない現状。
C
三つの長三度堆積
Cm
三度目の音を半音下げている。
C6
四音目として長六度を追加。
Cm6
三度目の音を半音下げ、四音目として長六度を追加。
C7
四音目として短七度を追加。
Cm7
三度目の音を半音下げ、四音目として短七度を追加。
C△7
四音目として長七度を追加。
Cm△7
三度目の音を半音下げ、四音目として長七度を追加。
Csus4
三度目の音を半音上げている。
C7(sus4)
三度目の音を半音上げ、四音目として短七度を追加。
Caug
三度目の音を半音上げている。
C7(+5)
五度目の音を半音上げ、四音目として短七度を追加。
Cdim
短三度の堆積。
Cm7(-5)
三度目、五度目の音を半音下げ、四音目として短七度を追加。
C7(-5)
五度目の音を半音下げ、四音目として短七度を追加。
C-5
五度目の音を半音下げている。
C9
C7に五音目の音として、長九度(長二度)の音を加えている。
C△9
C△7に五音目の音として、長九度(長二度)の音を加えている。
Cadd9
Cに四音目の音として、長九度(長二度)の音を加えている。
C6(9)
C6に五音目の音として、長九度(長二度)の音を加えている。
Csus2
三度目の音を全音下げる。
root音。ここが変わったらコードが変わる。これに長三度、完五度を加えて和音になる。
三度音。長三度だと無印。全音下がったらsus2。半音下がったらm。全音上がったらsus4。
五度音。完五度だと無印。半音下がったら-5か♭5。半音上がったら+5か♯5、またはaug。
付加音。四音目に付ける音。長六度だと6。短七度だと7。長七度だと△7、またはmaj7。
九度以上の付加音をつける場合
短七度を含んだ五和音という決まりになっている。
短七度を含ませたくない場合は、addを付けて表示。add11とかね。
減和音
三度音が短三度、五度音が減五度の組合せ。四音目に長六度が加わることもある。dimと表記。
パワーコード
ルート音と五度音だけで成り立ってたりする和音。C5とか。ロックに頻出っぽい。
dim、またsus2やsus4は経過音としての働きがあるんじゃないかな。
dimは少なくともそうある。sus系統がイマイチわからん。
sus系列は三度音が三度音じゃなくなるので、和音としては不安定になってしまうから、どうなんだろうなあ。
sus2について
sus2の配置を入れ替えると、四度堆積に基づく三和音になる。その意味がまだわからないけどね。
sus4について
これも四度堆積に基づく三和音になるんだよね。多分。sus2と違うのはルート音だね。
ちなみに五度音が全音上がると、ルートがインバージョンしている違うコードに聞こえる。三度音は全音上がれるけど、五度音が全音上がらないのはそういう事情じゃないかしら。
コード進行上のコードで、一時的にコードの調を取り替える。
コード進行上で、転調もしていないのにメジャーとマイナーの同コードが存在してる場合は、まずモーダル・インターチェンジを疑おう。
C、F、Fm~という感じな。
突然出てくるときもあるけど、わかる。
長調から短調のモーダルインターチェンジの場合、三音、六音、七音の音が♭になっている。短調から長調の場合は#な。
ホントは短調には三種類あるけど、とりあえずこれで。
しばらくは、コーダルな曲を作っていきます。
Root=C=1とする
c c+ d d+ e f f+ g g+ a a+ b
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
c c+ d d+ e f f+ g g+ a a+ b
13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
Cadd2 1,3,5,8
Csus2 1,3,8
Cdim 1,4,7
Cdim7 1,4,7,10
Cm7-5 1,4,7,11
Cm 1,4,8
Cm6 1,4,8,10
Cm6(9) 1,4,8,10,15
Cm7 1,4,8,11
Cm9 1,4,8,11,15
CmM7 1,4,8,12
Cadd4 1,5,6,8
C-5 1,5,7
C7-5 1,5,7,11
C9-5 1,5,7,11,15
C 1,5,8
C6 1,5,8,10
C6(9) 1,5,8,10,15
C7 1,5,8,11
C7-9 1,5,8,11,14
C-9 1,5,8,11,14
C9 1,5,8,11,15
C11 1,5,8,11,15,18
C13 1,5,8,11,15,18,22
C7+9 1,5,8,11,16
C7+11 1,5,8,11,19
CM7 1,5,8,12
CM9 1,5,8,12,15
Caug 1,5,9
Caug7 1,5,9,11
C7+5 1,5,9,11
C-9+5 1,5,9,11,14
Caug9 1,5,9,11,15
CaugM7 1,5,9,12
C7+13 1,5,11,22
Csus4 1,6,8
C7sus4 1,6,8,11
16分音符の続く旋律だと早口になる。
四分音符だと、音楽との一体感を持った感じになる。
二分音符以上の長さは強調されてる感じがする。
各単語に旋律を付けるのではなく、各文に旋律を付ける感じかな。
また後々、気付いたことを書き込むと思うわ。
第1転回形
配置変化と和声進行
同一和音の継続中に1ないし数声部が動くことを配置変化という。
機能
原則として和音は転回されてもその機能は変わらない。
ただし、Ⅵ^1はTとしては用いられない。
Ⅰ^1は曲の最初と最後には置かれない。
Ⅴ^1はバスに導音が置かれるため次に必ず基本形Ⅰへ進む。
Ⅳ^1はS和音としてはⅠ(またはⅠ^1)へ、D2和音としてはⅤ(またはⅤ^1)へ進む。
Ⅱ^1は常にⅤへ進む。
※ⅤとⅡはいつでも容易に第1転回形にすることができる。
※転回形の使用目的は、そのバスの流れをなだらかにするためのものである。
第2転回形
第2転回形の用法
1)経過低音上の用法
経過的に動く3個のバスの中央に用いられる。
次の二つのものが最も重要である。
基本形ⅠとⅠ^1とを結ぶⅤ^2
基本形ⅣとⅣ^1とを結ぶⅠ^2
これらの第2転回形和音はもっぱら経過的な意味しか持たないので、前後和音とともに一つの機能に見做される。「
2)同一低音上の用法
3個の同一低音の中央に用いられる。
次の二つのものが最も重要である。
2個の基本形Ⅰの間のⅣ^2
2個の基本形Ⅴの間のⅠ^2
これらの和音はもっぱら装飾的な意味しか持たないので、前と同様、前後和音とともに一つの機能に見做される。
3)終止的Ⅰ^2
Ⅴの直前に置かれるⅠ^2
常に後続するⅤとともに1個のD和音のように見做される。
Ⅰ^2はⅤに比べて、より強い拍部に置かれなければならない。
終止的Ⅰ^2は全終止または半終止において好んで用いられる。ほとんど常にD2和音(特にⅡ^1)によって先行される。
※Ⅰ^2-Ⅴの連結においては、しばしばバスがオクターブ跳躍することがある。
4和音の用法
1)4和音は5度下に根音を有する和音(3和音・4和音・5和音)へ進む。
2)7音は連続度下行する。。(7度の解決)。
※7音が解決する際、その解決音を直行によって重複してはならない。
3)7音は前の和音から延長して到達される。(7音の準備)
ただし、Ⅴ7の7音は準備がいらない。
4和音の
1)基本形
a)基本形4和音はふつう5度下に根音を持つ基本形4和音(または3和音)へ進む。したがってバスは5度下行(または4度上行)する。
注 第2転回形4和音へ進むこともできる。
b)基本形どうしの4和音の連結においては、いずれか一方が不完全形となる。
その際、強拍にあるほうを完全形にしたほうが良い。
c)強拍に置かれた基本形4和音の7音は、ふつうソプラノに置くのがよい。
2)第1転回形
a)第1転回形4和音はふつう強拍に置かれ、次の弱拍で基本3和音へ進む。
したがってバスは2度上行する。
注 第3転回形4和音へ進むこともできる。
b)第1転回形においても、強拍に置かれた4和音の7音はふつうソプラノに置くのがよい。
c)転回形では不完全形は用いない。
3)第2転回形
a)第2転回形4和音はふつう強拍に置かれ、次の弱拍で基本形三和音へ進む。
したがってバスは2度下行する。
注 基本形4和音へすすむこともできる。
b)第2転回形のバスは、しばしば前の和音から延長して到達される。
その場合に7音をソプラノに置くことは好ましくない。
両外声間の同時的な移勢(シンコペーション)は、安定を欠くため一般に避けなければならない。
4)第3転回形
a)第3転回形4和音はふつう強拍に置かれ、次の弱拍で第1転回形3和音へ進む。
バスは7音であるから常に前の和音から延長して到達され、次に2度下行する。
注 第1転回形4和音へ進むこともできる。
b)第3転回形においては、ソプラノに3音を置くことが好まれる。
短調の4和音
短調の4和音(または3和音)の構成音は本来すべて固有音のままである。ただD和音として用いられたⅤの3音(導音)だけがその例外である。
4和音のソプラノ課題の実習
1)基本形・第1転回形
ソプラノにおいて強拍に延長された音が次の弱拍で2度下行しているときには、この音を7音と見做しうる。
この場合には、ふつう基本形と第1転回形が用いられる。
2)第2・第3転回形
ソプラノにおいて次のようなジグザグ形が現れるときには4和音を用いうる。
fgrfde(2上3下2上3下2上)
この場合には、ふつう強拍に、ソプラノの音を3音とする4和音の第2転回形、または第3転回形が用いられる。後者のほうがはるかに多く用いられる。
D2和音としてのⅡ7
Ⅱ7はD2和音としてカデンツ形成に重要な働きをする。
D2であるからⅤまたは終止的Ⅰ^2へ進む。
注 Ⅰ^2へ進む場合には、7音は同一音にとどまる。
4和音の連続使用
7個の4和音はいずれも適当な先行和音(準備を含むもの)から任意に導きうるが、いったん導かれた4和音は下の順序に従って5度下行を続け、安定和音Ⅰへまで導かれるのがふつうである。
Ⅰ7→Ⅳ7→Ⅶ7→Ⅲ7→Ⅵ7→Ⅱ7→Ⅴ7→Ⅰ
5和音の用法
5和音の用法は4和音とほぼ同様である。
a)5度下に根音を有する和音へ進む。
b)多くは連続的に用いられる。
c)9音および7音は前の和音から延長され(Ⅴ9の9音・7音を除く)、次に2度下行する。
注 5和音を連続的に使用するには5声部を必要とする。
注 4声部では一つおきに4和音または3和音が現れる。
d)転回形では用いられず、常に基本形である。
e)4和音とは異なり、ただまれにしか用いられない。
f)Ⅱ9はD2和音として単独にも用いられる。
付加6の和音
Ⅳの3和音の上に根音から数えて6度の音(6音)を加えるならば付加6の和音Ⅳ6ができる
注 Ⅳ6はⅡ7と同形である。しかし、これらはまったく異なる原理に基づいて構成されているのであるから混同してはならない。
Ⅳ6の用法
Ⅳ6はⅣと同様S和音である。したがってT和音Ⅰへ進む。
5音は前の和音から延長して到達され、6音は2度上行する。
常に基本形で用いられ、基本形Ⅰへ進む。
Ⅳ6の変形
a)Ⅳ6は5音が省略されることがある。
b)また5音が省略され、かつ根音から数えて4度の音(4音)が加えられることもある。
長調のⅣ6(4)では4音は3音よりも下方に置かなければならない。ただし、3恩が前の和音から延長して到達されるときは例外である。
短調のⅣ6(4)ではこのような制限はない。
Ⅰへの進行に際しては、4音は2度上行する。
Ⅳ6の変質
Ⅳ6の6音もまた上行変質することができる。'Ⅳ6としるされる。
変質された6音は2度上行する。
注 短調においては、変質された6音の進行が不可能となるので用いられない。
これで基本的なコードの用法はメモできた。あとは実践でつかえるように覚えていくだけだ。
あと、和音進行とかのまとめを今度しよう。
第2章 3和声の配置
1.4声体
和声法の実習においては、ふつう混声4部合唱の形が用いられる。すなわち、一つの和音は四つの声部(ソプラノ・アルト・テノール・バス)で表される。これを4声体という。
2.声部の分類
4声体における外側の2声部(ソプラノとバス)を外声、内側の2声部(アルトとテノール)を内声という。
また上方の3声部(ソプラノ・アルト・テノール)を上3声、下方の3声部(アルト・テノール・バス)を下3声という。
3.配置
3和音の構成音を四つの声部に割りあてて4声体の形に作り上げることを3和音の配置という。配置にあたっては次の事柄を知らなければならない。
1)声部の音域
四つの声部はそれぞれ特定の音域を持っており、各声部はこの音域を守らなければならない。
下例中、()内の音域は例外的にだけ用いうる。
ソプラノ C5~A6(B♭6)
アルト G4~D6(E6)
テノール C4~A5(B♭5)
バス (E3)F3~E5
2)構成音の重複
本来三つの構成音からなる3和音を四つの声部に配置するためには、必ずどの音かを重複しなければならない。
原則として根音を重複するのが最も良好である。しかし場合によっては5音または3音を重複してもさしつかえない。
最も良好
cg<e<c
良好
cg<eg
cg<e<e
3)構成音の省略
省略は一般に避けたほうが良い。しかし場合によっては5音を省略することができる。
五音省略
c<ce<c
これに反して根音と3音とは省略できない。
4)声部間の間隔
各声部の間隔は、だいたい次のように制限される。
ソプラノ――アルト間:オクターブ以内
アルト――テノール間:オクターヴ以内
テノール―――バス間:12度(複5度)以内
5)交叉
四つの声部が定められた上下の順序を取り替えて配置されることを交叉という。
交叉は必ずしも不可能ではないが、無益な混乱を避けるため始めのうちは行わないほうがよい。
※与えられたバスの上に上3声を配置する仕方は大別して密集配置と開離配置の二種類がある。
密集配置:バスの音を根音として、上3声に三つの構成音を一つずつ積み上げる。
C eg<c
C g<ce
C <ceg
C <eg<c
C <g<ce
開離配置:バスの音を根音として、各声部の間に構成音1個ぶんだけの間隔をあけながら上3声に三つの構成音を一つずつ積み上げる。
C e<cg
C g<ec
C <cg<e
第一章 和音の基礎
1.調性と主音
調性とは、主音と呼ばれる1個の中心音を基礎として形成される特定の音関係をいう。
この音関係は音階の形で表される。
2.音階
音階とは、一定の秩序で配列された音の階段をいう。
音階は主音から主音までの8個の音を含んでいる。
cdefgabc(オクターブ)
3.長音階と短音階
音階を構成する各音相互間の音程関係によって、長音階と短音階の2種に分れる。
長音階cdefgabc 2212221
短音階cde-fga-b- 2122122
長音階によって表される調性は長調と呼ばれる。
短音階によって表される調性は短調と呼ばれる。
4.24個の調性
音楽に用いられる12の音は、いずれも主音としてそれ自身音階の基点となりうる。
この場合、主音として採用された音の音名が調性の呼び名となる。そこで例えば、
Cを主音とする長音階によって表される調性はC長調とよばれる。
Aを主音とする短音階によって表される調性はA短調と呼ばれる。
このようにして、それぞれ12の音を主音とする長調と短調、合わせて24個の調性が存在する。
5.7個の音度
音階を構成する各音は音度とよばれる。
主音はⅠ度とよばれ、以下順次に上方に向かってⅡ度・Ⅲ度……と数えられる。
C長調 c d e f g a b c
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ (Ⅰ)
A短調 a b c d e f g a
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ (Ⅰ)
6.和音
和音とは、一定の秩序によって組み合わされたいくつかの音の集団をいう。
ある音の上にその3度と5度の音を積み重ねた和音を3和音という。
最初にとられた基礎音を根音、3度上の音を3音、5度上の音を5音という。
音階の各音度上にはいずれも3和音を構成しうる。これらはⅠ度の和音・Ⅱ度の和音……とよばれる。
C長調
Ⅰ ceg
Ⅱ dfa
Ⅲ egb
Ⅳ fac
Ⅴ gbd
Ⅵ ace
Ⅶ bdf
A短調
Ⅰ ace
Ⅱ bdf
Ⅲ ceg
Ⅳ dfa
Ⅴ egb
Ⅵ fac
Ⅶ gbd
8.構成上から見た3和音の種類
これらの3和音は、それを構成する三つの構成音相互の音程関連によって次の3種類に分けられる。
長3和音
長調のⅠ・Ⅳ・Ⅴ
短調のⅢ・Ⅵ・Ⅶ
短3和音
長調のⅡ・Ⅲ・Ⅵ
短調のⅠ・Ⅳ・Ⅴ
減3和音
長調のⅦ
短調のⅡ
9.同一和音の種々の形態
和音は実際には上に上げたような原形のままで用いられることはむしろきわめてまれであり、多くの場合次のようなしかたで変形されている。
1)和音構成音の一つまたは数個をそのオクターヴ上の音によって取り替えることができる
原形
ceg
構成音の移動
cge
ce<g
c<eg
2)また、和音構成音の一つまたは数個を、そのオクターヴ上で重複することができる
原形
ceg
構成音の重複
ceg<c
ceg<e
ceg<ce
3)上の二つのしかたを混合することができる
原形
ceg
構成音の移動と重複
cg<ce
ce<cg
cg<e<c
要するに、和音は同盟の構成音から成り立っている限り、その構成音がどのように置き換えられ、またどのように重複されていても常に同一の和音である。
たとえば上に上げた和音はいずれもc・e・gの三つの構成音のみからなりたっているから、全部同一の和音である。
cdg C sus2 Root
G sus4 1st in version
D 7sus4 2nd in version
cd+f F 7 1st in version
cd+f+ C - Root
cd+g C Min root
cd+g+ C Min+5 Root
G# Maj 1st in version
cd+a A - 1st in version
ceg C maj Root
E Min+5 2nd in version
ceg+ C + Root
G# + 1st in version
E + 2nd in version
cea A Min 1st in version
cfg C sus4 Root
G 7sus4 1st in version
F sus2 2nd in version
cfg+ F Min 2nd in version
cfa A Min+5 1st in version
F Maj 2nd in version
cfa+ C 7sus4 Root
A# sus2 1st in version
F sus4 2nd in version
cf+a F# - 2nd in version
cga+ C 7 Root